曽呂利新左衛門とお米の話【数に強くなる】

秀吉に仕えた御伽衆に、曽呂利新左衛門という男がいました。

 

この曽呂利新左衛門は、機転のきく男でした。秀吉に気に入られていたので、褒美をたくさんもらっていました。

この褒美の貰い方が面白いのです。

 

秀吉が曽呂利新左衛門に「褒美は何が欲しい?」と聞くと、曽呂利新左衛門は「私の耳の臭いをかいでください」と答えました。

秀吉は「ん?」と思いましたが、褒美として曽呂利新左衛門の耳を嗅ぐという褒美を何度も与えました。

 

するとどうでしょうか?

周囲は「曽呂利新左衛門と秀吉様が耳打ちをしている。何か俺らの悪口を言っているのでは?」と思い、曽呂利新左衛門に賄賂を渡して耳打ちの真相を聞いたり、悪い噂を流さないようにさせました。

曽呂利新左衛門は秀吉からなにも貰わない代わりに、秀吉に悪い噂を流されたくない家臣たちからたくさんの褒美を貰えたのです。

 

このような面白い話が他にもあります。

 

また曽呂利新左衛門が秀吉から褒美を貰う際に、曽呂利新左衛門は「褒美はお米が欲しいです。1日目は1粒で結構。2日目はその倍の2粒、3日目はその倍の4粒という形で100日間だけ頂きたいです。」と言いました。

すると秀吉は「そんなんでいいのか?」とあっさり許可しました。

秀吉は曽呂利新左衛門に本当に欲のないやつだな。と思われました。

 

では、よく考えてみましょう。

 

曽呂利新左衛門は本当に欲がないのでしょうか?

倍々の要領で100日目までいくとどうなるでしょうか?

 

1日目は1粒

2日目は2粒

3日目は4粒

13日目は4096粒(お茶碗大盛り)

17日目は6万5536粒(約1kg)

20日目は52万4288粒(約10kg)

28日目は1億3421万5456粒

もうよくわからん(笑)

 

ちなみに、100日目まで計算すると曽呂利新左衛門が手にするお米の量の合計は126穣7650杼6002垓2823京粒となります。

 

京は兆の上の単位ですから、 もはや日常ではふれることのない規模でまったく想像がつきません。

 

重さにすると、253垓5301京2004兆5646億トンです。

地球上で最も重い生物とされるシロナガスクジラが100頭集まっても約1万5000トンなので、どれだけ大きい数になるのかおわかりいただけたのではないでしょうか。

曽呂利新左衛門の数に関する発想力がこのような結果を生んだのです。

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